手巻き時計が止まる・動かないは修理が必要?よくある不具合を紹介!

T.A.

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手巻き時計が動かない・・・
最近、直ぐに止まるようになってしまった・・・
そんなトラブルはありませんか?

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このページでは「止まる」「動かない」といった、手巻き時計にとっては致命的ともいえるトラブルが発生した場合のよくある原因についてまとめています。

修理が必要な場合と、そうでない場合のそれぞれの対処方法についても書いているので、ご参考になさってください。

手巻き時計が動く仕組み

まずはじめに、手巻き時計はどのような仕組みによって動いているのか?

あまり気にしたことがなければ、この機会に極々基本的な部分だけでも理解してみてはいかがでしょうか?

手巻き時計や自動巻き時計など、いわゆる「機械式時計」と呼ばれるものは全て「ゼンマイ」を動力源にして動いています。

手巻き時計は、ケースの外側についた「リューズ」という部品を直接手で回すことでこのゼンマイを巻き上げています。

一方、自動巻き時計は、ケース内部の「ローター」という部品が、腕に嵌められた時計の動きによって回転し、その力が歯車に伝達されることでゼンマイが巻き上げられる仕組みになっています。

どちらも、巻き上げられたゼンマイが解ける力によって時計が動く、といった点は同じ。

両者の違いは、簡単に言えば「ゼンマイを巻き上げる仕組みが違う」ということ。

手巻き時計は自動巻き時計に比べて、構造がシンプル且つ部品点数も少ないため、製造コストもメンテナンスコストも安く済むといった特徴があります。

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手巻き時計が止まる・動かない原因

手巻き時計が「止まる」「動かない」といった時には、必ず何かしらの原因があるものです。

それも1つではなく、いくつかの原因が考えられるし、場合によっては複数の原因が同時に影響していることも。

ここでは、中でも「特にありがちな5つの原因」について解説したいと思います。

巻き上げが足りない

「何だか駆動時間が短い気がする。」

「朝出かける前にリューズを巻いたのに、夕方になると止まってしまう。」

こんな時は、巻き上げ不足が原因かもしれません。

リューズは、ゆっくりとあまり力を入れずに、止まるまで(巻き終わりまで)巻き上げます。

ネットには「巻き上げ回数は40~50回」といったような書き込みも見られますが、巻き終わりの状態は時計によって異なるため、回数はあまり関係がありません。

単に巻き上げ不足が原因でしたら、修理は必要ありません。

潤滑油が切れている

元々、時計の内部(ムーブメント)には、各部品が滑らかに動くように潤滑油が塗布されています。

この潤滑油は、使用や経年劣化によって、やがて汚れたり干上がったりしてしまいます。

あまり使っていない時計であっても、約5年で潤滑油は干上がってしまうといわれています。

このように、潤滑油が汚れたり干上がった状態で時計を使い続けると、精度不良や止まりといった不具合が出てきます。

それは同時に、各部品の摩耗や損傷をも引き起こすため、速やかにムーブメントの洗浄や再注油を目的としたオーバーホールが必要になってきます。

ゼンマイが切れている

動力源であるゼンマイが切れてしまえば、当然ですが時計は正常に作動しません。

ゼンマイは必要以上に巻き上げ過ぎたり、力任せにリューズを回すと、金属疲労によって切れてしまうことがあるようです。

しかし、そのようなケースは稀で、大抵は潤滑油が切れた状態で使い続けた結果です。

元の状態に戻すためには、オーバーホールと同時にゼンマイ交換が必須になります。

歯車が摩耗・破損している

これも元の原因は、ゼンマイ切れと同じ。

潤滑油が汚れたり干上がってしまった状態を放置した結果といえるでしょう。

歯車の摩耗や破損が重症化すると、破損した部分が他の部品を傷つけることによって、さらに被害が拡大することも。

それを知っていれば、このまま時計を使い続けようとは思わないでしょう。

速やかにオーバーホールと、摩耗や破損が見られる部品を交換する必要があります。

水やゴミが侵入している

時計の裏蓋やリューズには、防水性を高め維持するためにパッキンが使われています。

しかし、このパッキンも経年によって硬化(=劣化)してしまうため、5年前後を目安に交換を行うべきです。

パッキンは元々弾力性に富んだ性質により水や湿気の侵入を防いでいますが、硬化してしまうことでその気密性は失われてしまいます。

気密性が低下すると、時計内部の錆びや腐食、また外部から微細なゴミや埃が侵入することで、それらが部品の損傷や劣化を引き起こします。

よって、パッキンも潤滑油と同様に、定期的なオーバーホールを実施することで、劣化を防ぐ必要があります。

修理が必要なケースの料金目安

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ブランドやムーブメントの種類によって、当然ですがメンテナンスにかかる料金は違ってきます。

よって、ざっくりとですが、街の時計修理店でオーバーホールをする場合には、次の金額が目安になります。

  • 国産手巻き:10,000円~
  • 舶来手巻き:20,000円~

運良くオーバーホール(ムーブメントの分解、洗浄、注油、組立)のみで、手巻き時計が「止まる」「動かない」といった不具合が解消されることもあるでしょう。

しかし、多くの場合は、

  • ゼンマイ交換
  • パッキン交換
  • その他歯車等の交換

などが、オーバーホールと同時に必要になってきます。

その場合、上記金額にプラスして、数千円~数万円の出費は覚悟しなければいけません。

手巻き時計のオーバーホールも、やれば必ずお金がかかるので「できるだけ先延ばしにしたい」というのが、多くの方の本音ではないでしょうか。

しかし、先延ばしにすればするほど、時計には負荷がかかるし、後々の修理も大掛かりなものになってしまいます。

そういった事態を避けるためには、本来は「止まる」「動かない」といったトラブルの前に、定期的なメンテナンスを実施するのが理想的です。

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